ろくろが回る。漆が重なる。
言葉では伝えにくい、職人の手仕事の時間をご覧ください。
※ 公開時には実際の工房映像に差し替えてください(YouTube / Vimeo どちらも対応可)

小田原漆器は、
一人の手だけでは
完成しません。
木地師が木を挽き、塗師が漆を重ね、
仕上師が最後の表情を整える。
いくつもの手を経ることで、
一つの器が生まれます。
木地づくり
ケヤキなどの原木を選び、ろくろで形を削り出す工程。器の骨格を決める最初の仕事です。
漆塗り
下塗り・中塗り・上塗りと何層にも漆を重ねます。一層ごとに乾燥と研ぎを繰り返します。
仕上げ
最終的な磨きや装飾を施し、器に表情を与えます。使い手の暮らしに届く最後の工程です。
製造工程
一つの器が完成するまでに、数ヶ月の時間がかかります。
01
原木の選定・乾燥
ケヤキやトチなどの原木を選び、数年かけて自然乾燥させます。木の性質を見極めることが、良い器の第一歩です。
02
木地挽き(きじびき)
乾燥した木材をろくろにかけ、刃物で形を削り出していきます。器の厚みや曲線は、木地師の手の感覚で決まります。
03
下地づくり
木地の表面を整え、漆がしっかりと定着するよう下地を作ります。仕上がりの美しさと耐久性が大きく変わる重要な工程です。
04
中塗り・上塗り
漆を何層にも塗り重ね、一層ごとに乾燥と研ぎを繰り返します。漆器特有の深い艶と強度を生み出す工程です。
05
仕上げ・検品
最後の研磨で表面を整え、一つひとつ手に取り検品します。使い手の暮らしに届けるための、最後の丁寧な仕事です。

素材は、
この土地から届きます。
小田原漆器に使われる木材は、主に箱根や周辺の山林から得られるケヤキやトチ。
木の性質を知り尽くした木地師が、一本一本の木と向き合いながら器の形を決めていきます。

使い続けるほどに、
漆器は育ちます。
漆器は使い込むほどに艶が増し、手に馴染んでいきます。
傷がついても修理ができ、何十年と使い続けられる。
それが、漆器という道具の強さです。
手から手へ、受け継がれる仕事。
Craftsmanship passed from hand to hand.